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ストリッパー
クリスタルジュエリーカタログ表紙

ストリッパー工法
STRIPPER


NETIS CB-210014-A

土木鋼構造物用水系剥離剤
中性型水系剥離剤工法ECO
ストリッパー工法

人にも環境にもやさしく塗膜の深部にまで浸透し、効率的に剥がす土木鋼構造物用水系塗膜剥離剤。

作業者や環境面に対し安全性を備えた生態影響が極めて少ない中性型水系剥離剤

想定外の事態に備えて

従来型剥離剤では少量の有毒性を有する成分を含む物もあり、草木を枯らしたり生態影響に対して害を与える物があります。そんな中で起こり得る、突然のスコールやゲリラ豪雨等の影響を受け、剥離剤が河川や水田そして海に流れ出してしまい悪影響を及ぼしてしまう可能性があるかもしれない...

そんな心配は必要ありません!

本工法STRIPPERは剥離力が衰える事も無く、生態影響に悪影響を及ぼす事が極めて少ない環境配慮型の中性型水系剥離剤として成功させました!上記の事態を想定し、150mg/ℓの高い濃度においても、ミジンコの遊泳阻害率や藻類の成長阻害率が0%以下の結果を得られています。そのため、作業者や環境面に対し安全性を備える事のできる特徴を持つ剥離剤工法となっています。それが、より良い環境を未来へ届ける、中性型水系剥離剤ECO STRIPPERです。

STRIPPERについて

鋼構造物の旧塗膜には鉛・クロム・PCBなどの有害物質が含まれている物があり、厚生労働省労働基準安全衛生部より「鉛等有害物質を含有する塗料の剥離やかき落とし作業における同労者の健康障害の防止について」の通達が2014年5月に出され、鉛中毒予防規則及びその他各種法令に従い、有害物質を含む塗膜除去としては「必ず湿潤化して行う」事を求められている事により、近年では素地調施工(ケレン作業)前に、塗膜除去工を行う事が標準化してきています。また、有害物質含有塗膜の問題とは別として、作業効率を向上させる事が可能な事より、コンクリート防食塗装や建築工事ではプールの塗膜除去でも剥離剤工法が採用される事も多くなってきています。

その中、弊社も剥離剤の開発に着手し、約3年間のテスト&トライの改良を続け、剥離力・作業性・安全性・環境配慮に優れ、剥離剤工法後の塗装に影響の少ない中性型水系剥離剤の開発に成功しました。また、土木鋼構造物用剥離剤ガイドライン(案)で求められている塗膜剥離剤の品質適合性試験の基準に対し、評価機関にて余裕を持ってクリアできる実証をして頂き、この度、後発組だからこそ様々な課題要素を考慮した、中性型水系剥離剤ECO製品名「STRIPPER」として、発売させて頂く事になりました。

※販売価格につきましては、
最新のものをご参照ください。

掲載情報

積算資料の【補強・補修材】の塗膜剥離剤に掲載あり

本工法の特徴

01
塗布しやすく、タレにくい絶妙な粘度で塗布作業が軽減
02
非塩素系、低臭気、易分解性、非ジクロロメタン
03
非危険物で管理が簡単
04
コンクリート防食塗膜にも有効
05
土木鋼構造物用塗膜剥離剤ガイドライン(案)改定第二版の塗膜剥離剤の品質適合品

本工法の有害物質含有塗膜除去時の環境設備イメージ図

施工イメージ例
1
負圧集塵機
施工イメージ例
2
セキュリティールーム
施工イメージ例
安全衛生保護具
施工イメージ例

本工法の剥離力

塗膜軟化中

そぎ落とし

矢印

1

旧塗膜の状態によっては0.50kg/㎡でも十分な剥離力を発揮させる事が可能。

2

塗布後の初期塗膜軟化反応を抑え、塗膜内部へ深く浸透させる事により、多くの塗膜を除去させる事が可能。

本工法の作業性

1

塗布量0.50kg/㎡では少なく、1.0kg/㎡では多すぎる事が多いと言われる実情の中、無駄の少ない0.70kg/㎡(ロス量別)を標準塗布量として設定。

2

他環境配慮型剥離剤と比べ塗布後にタレを生じ難くいため塗膜除去対象物に対し均一な剥離効果を得る事が可能。

3

塗膜除去対象物の構造、塗装系、塗膜厚を部位毎に考慮し、標準塗布量0.70kg/㎡の中で、0.50kg/㎡~1.0kg/㎡と状況に合わせた効率の良い作業調整が可能。

対応できる塗膜

塗料種

軟化時間

剥離性

一般用

フタル酸系 塩化ゴム系

12〜24

ポリウレタン エポキシ系 アクリル系

12〜24

橋梁用

A塗装系
(フタル酸系)
B塗装系
(塩化ゴム系)

12〜24

C塗装系
(ポリウレタン、エポキシ系)

12〜24

性状・関連法令等

タイプ
エマルション系
外観
白色ペースト状
比重
1.023(20℃)
液性
中性
臭気
微溶剤臭
毒性及び劇物取締法
非該当
消防法
非危険物※引火点なし
安全衛生法

有規則非該当

特化則非該当

化管法(PRTR法)
非該当

本工法の安全性

1

特定化学物質「ジクロロメタン」を含まず有害性が少ない。

2

水系剥離剤の中でも本製品は過酸化水素を含まず有害性が少ない。

3

水系のため人体への影響が少なく、非危険物として取り扱い可能。

4

中性型水系剥離剤ECO「STRIPPER」の引火点150℃。(土木鋼構造物用剥離剤ガイドライン(案)の引火点基準値93℃以上)

環境への配慮

1

特定化学物質「ジクロロメタン」を含まず有害性が少ない。

2

環境保護の規制対象化学物質を含まないためPRTR法非該当。

3

水系のため、臭気が非常に少ない。

4

ブラスト処理と比べ産業廃棄物量を大幅に削減させる事が可能。そのため、処理コストの削減に貢献すると共に、産業廃棄物の運搬や処理に従う二酸化炭素排出量を抑制する事が可能となるため、近年、問題視されている地球温 暖化現象等への影響をも抑制させます。

5

平均生分解度95%(最大値99%)(土木鋼構造物用剥離剤ガイドライン(案)の平均生分解度基準値60%以上)

6

魚毒性96時間LC50 540ppm(540mg/L)(土木鋼構造物用剥離剤ガイドライン(案)の魚毒性96時間LC50の基準値10ppm以上)

7

オオミジンコによる48時間 急性遊泳阻害試験: 遊泳阻害率 0% 48時間半数遊泳阻害濃度(EC50):150mg/LによるOECD TG202による試験評価)

8

藻による72時間成長阻害試験:成長阻害率 -2.1% 72時間成長阻害濃度(EC50):50mg/l(NOEC)によるOECD TG202による試験評価)

性能

性能

項目

基準値

結果

剥離性

剥離性

塗膜厚が概ね500μmの一般塗装系塗膜に対して、1回の塗布で除去できること

適合

作業性

たれ性

垂直面に塗布し、たれないこと

適合

塗布性

エアレス塗装機、はけ、あるいはローラーで塗布できること

適合

安全性

成分解性

成分溶解度60%以上であること

適合

魚毒性

10ppmより大きいこと

適合

火災
安全性

引火点が93℃以上であること

適合

本製品ならびにこれを用いる塗膜除去工法の品質は、「土木鋼構造物用剥離剤およびこれを用いた塗膜除去工法の品質規格(暫定版)」の性能を上記のとおり、満たしております。

安全性(化学成分)

組成・成分情報と化学関連法規

毒物及び劇物取締法

毒物、劇物

対象外

化学物質排出把握管理促進法

指定化学物質

対象外

労働安全衛生法

有害物質ばく露作業報告対象物質

対象外

労働安全衛生法

ラベル表示・SDS交付義務対象物

1物質

特定化学物質障害予防規則

特定化学物質

対象外

有機溶剤中毒予防規則

有機溶剤

対象外

大気汚染防止法

有害大気汚染物質

対象外

水質汚濁防止法

指定物質

対象外

その他有害性または危険性が確認されているもの、または有害性もしくは危険性が予測されるもの(主に人体に対するもの)

2物質

本製品ならびにこれを用いる塗膜除去工法の品質は、「土木鋼構造物用剥離剤およびこれを用いた塗膜除去工法の品質規格(暫定版)」の安全性を上記のとおり、満たしております。

中国地方整備局剥離剤比較(平成31年3月27日)時点の評価としては対象外ではありますが、厚労省より令和3年1月1日よりベンジルアルコールが対象となる成分として追加されました。

生態影響

オオミジンコによる 48時間急性遊泳阻害試験

OECDテストガイドライン202による評価

オオミジンコ

48時間半数遊泳阻害濃度(EC50)

150mg/L

矢印

遊泳阻害率

0%

藻による 72時間急性成長阻害試験

OECDテストガイドライン202による評価

藻

72時間成長性阻害濃度(EC50)

150mg/L(NOEC)

矢印

成長阻害率

−2.1%

いずれの試験結果も阻害率が極めて低く急性な阻害影響はありません。

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